Kamado Theory 釜戸理論

釜戸に薪をくべ燃やすには、空気が入るよう薪を入れすぎないようにします。 そして「うちわ」や「ふいご」を使って適度に空気を送るとよく燃えます。 燃焼に必要な空気が入る隙間もないほど薪を詰め込むと燃えませんし、火が消えるほどの風を送っても逆効果です。プロジェクトにおけるリソース投入も同じです。人員を投入しすぎるとプロジェクトはかえって回らなくなります。 また有能なメンバーだからといって複数のプロジェクトを多く掛け持ちさせると上手く行くものも上手く行きません。 

適度な量、バランスが大事。 このさじ加減を見て行うのが人です。 ある程度はシステマチックに数値で測り適度な量を推し量ることが出来ますが、システムに任せておいてはいづれ破綻するでしょう。 仮に自動釜戸というものを作ったとします。 いづれ火事になるでしょう。 状況は常に変化し、また不測の事象も生じるからです。 

その時に必要なのが薪をくべることなのか、空気を送ることなのか、そのままにしておくことなのか、水をかけ火を消し釜戸を作り直すことなのか、はたまた火を使わない別な方法を用いることなのか、釜戸をイメージすると簡単かも知れません。 さて、おいしいご飯は炊けましたでしょうか。



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