インタビュー

職を持ち33年が経った。
様々な場面で社内外の多くの人々と一緒に仕事をしてきた。

田舎育ちなので 小さな頃から家業を少しは手伝ったり 大人の仕事を間近で見ていたことも含めると 半世紀を超えている。

職につき 30代頃からか 様々な場面で、様々な人と、面談をする機会も他の人よりも多かったのではないかと思う。

年老いて 記憶もかなり あいまいに
なってきた。 書いておこう。

インタビューにおける
網羅的な要点というのは
専門書に任せるとして、

誰から教わるでもなく
私が必要に迫られ 本能的に
身に着けたコツというか、
大きくは外れないと自信を持って
言えることを書いておく。

1、 話の上手い下手と 仕事の出来
  不出来はあまり関係がない

2、 出来る人は 知らないことを
  堂々と 知らない と 言える

3、 質問に答えられない
  或いは 期待しない答えや
  ネガティブな答えが
  返ってくるのは
  往々にして 質問に問題がある

  相手が答えやすい質問を
  いくつかの角度から 
  軽く 投げかけて
  相手の本質を見抜くほうが良い

  答えにくい質問 をして 面接者
  の持つ 能力を 引き出せずに 
  相手を黙らした自覚もないまま 
  不合格 を 下したり
  第一印象 で 決めてしまう
  見ていて ああ もったいないな
  と思う 面接官として失格の
  面接官も 少なくない のが実態だ

4、 目線はあまり関係ない
  これは先天的な性格や顔格好
  目を合わせてはいけないという
  動物的本能
  あるいは生まれ育った環境にも
  大きく依存する

  見た目が 大事な仕事なら
  話は別だ。

色メガネ、バイアスの話だろ
ときかれれば 百万回でも答えよう 
そのとおりだ。

しかし これらを押さえておらず
人選に失敗している
残念なケースを 周りに 多く
見てきた。

何故 あなたのところは いい人が
集まっているのか ずるい ではないかと
言われたことが 何度かある。

いい人が集まっているのではない
ウソやごまかしをせず 正直で 
一緒に 仕事が出来る人 という
最低限のことが クリアできていれば
能力は その後 いくらでも 伸ばす
ことが出来る。

ウソやごまかしをする人であったとして
も少々手荒に厳しくも導く。

逆にそうでなければ いくら有能な
人を招き入れても 上手くゆかない。

どうやって バイアス を 取り除くのか
これは 理屈ではない
考えて 努力して 取り除くものではない。

人は 必ず 色メガネをかけている。
これは恥じることでもなく自然の道理だ。

なるべく 人選が得意な人に 人選を任せ

なるべく 育成が得意な人に 育成を任せる

そうでない人には その人の得意なことを任せる

ただ それだけだ。

私は 仕事は 手分け と 助け合い
だと えらそうに 言っている。

忘れないうちに書いておく。



















Comments

Popular Posts