大事なこと

いよいよ記憶も不確かになってきた。
忘れないうちに書いておこう。

何事も場当たり的に行うにではなく「計画」し「準備」をして 行うのが良い。

「やってみる」、「飛び込んでみる」ということとは矛盾しない。

やってみる、飛び込んでみるのも計画や準備の一つだ。

さて、
公私関係なく、何らかの講演を聴くことがある。
講演の後にはアンケートで理解度や改良点を問われる。

これがどうもしっくりこない。

回答はあたかも壇上に立たっていただいた
方へのメッセージであるかのような雰囲気を有する場合が多いのだ。

すると、気を使って差し支えのない回答をしてしまう、そうして下さいという暗黙のルールがあるような空気が漂っているのだ。

ちなみに私は感じたままを回答するようにしている。 そうでなければ時間をかけてアンケートを準備し集計を行っているスタッフの苦労はムダとなり失礼だと思うからだ。

私はアンケート回答は登壇者への回答ではなく、設営側への感謝の気持ちを持ち、自身の誠意を持って回答するようにしている。

本当に講演を良いものにしようとするならば、私はアンケートの冒頭にこう書く。

「ご参加ありがとうございました。
講演をより良いものにしてゆくために
アンケート回答をお願いします。 
回答を登壇者に開示することはありませんので、忌憚のない(遠慮のない)ご意見をご記入下さい。」

講演で伝えたい内容が皆に上手く伝わるか。 これは壇上に立つ人の力量によるものは1割、残りの9割はその講演の設営側の力量による。
よほど講演に長けた方が壇上に立つ場合や、登壇者の持ち味を自然な感じで味わってもらうことを前面に出したい場合、アドリブを楽しんでもらう場合などを除き、設営側の仕事がとても大事だ。

例えば、
・時間配分
・登壇者へのお願いやアドバイス
・リハーサル
・校正

である。

場所や椅子の手配、実施案内やアンケート収集だけが設営側の仕事になっていないだろうか。

登壇者が講演に長けているとは限らない。 プレゼンテーション能力は大事であり是非とも身につけましょうという事と 実際に上手かどうかは別けて考えたほうが良い。

例えば企業の場合、社内の講演だからといって登壇者に大規模な講演の内容を任せてしまうのでは登壇者の伝えたいことが伝わらないことになる。

つまり、
登壇者に対しても
忙しいなか集まってくれた方たちに対しても
失礼なこととなってしまう。

作家と出版社の編集長の関係、或いは イベント設営会社のように本格的に行うべきとは言わない。

ほんの少しで良い。 人知れず仕込んだほんの少しの工夫が大きな成果を生む。













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