金融社会の終焉

おもしろい夢を見た。

お金と言うものが
ただの紙切れや金属片
又はただの数字情報
でしかなく
交換に使えなくなった。


何故このような夢を見たのか?
一つだけ心当りがある。

週末、百貨店でいろいろなものを
見て回っていたとき、
使い勝手の良さそうなダウンベストを
見つけた。

私: これはおいくらですか?

店員さん: 21万円です。

私: わー、高いですね。

店員さん: ......の作品なので。


若くて優しそうな
まだ少年の面影が残る
店員さんの顔には、
やはりこの値付けはおかしいですよね
と言いたそうな様子が全面にあらわれていた。

昨今の円安の影響もあるとは思う。

しかし物自体の良さではなく、誰々の作品だからということに、お金を払う人はなかなかいない。

その売り物の価値と値段とがあまりにも
離れ過ぎていて、
お金は物物交換をする代わりのものだ
という概念が大きく崩れてしまった。

その結果、お金が本来の役目から
ずれてずれて終いには、何の役目も
果たさなくなってしまったという
夢を見たような気がする。








Comments

Popular Posts